できることならば変えたい・変わりたいと感じながらも、いざ変えようとすると「変わることへの不安や懸念」が出てきたり、「今のままでも十分幸せ、これが現実なのだから受け入れるしかない」と自分を納得させてしまいがちです。しかし、今のこの現状を「変えたほうがいい」と分かっている以上、それですっきり片付くわけでもありません。変わらない自分に失望したり言い訳したりする代わりに、たとえば次のような視点で考えてみてはどうでしょうか？
実は、私たちは知らず知らずのうちに「変えない」という選択肢を積極的に選んでいるのではないでしょうか。としたら「変えないほうがいいことがある」のです。「どのような時にどのような基準でどのような選択をしているのか」「本当にしたい選択は何か」を探求し発見するための環境、それがプライマリーです。

私たちの日々は選択の連続であり、「何をどのような基準で選択しているのか」は人生において重要なテーマです。しかし、案外分かっているようで分かっていないために、変えたいと思いながら何度も同じことを繰り返してしまう体験は多くの人に共通です。自分の「繰り返しパターン」とその背後にある「選択の基準」に気づくこと、それは今までになかった新しい選択が突然可能になる瞬間です。今いるステージをいつもとは違う視点や角度で見ることで、それまでにはまったく気づかなかった「真実を知る」ことができます。それはあなたを愕然とさせるかもしれません。なぜなら「今まで自分が正しいと信じ込んでいた」ことは確かに「正しい」が、それは同時に「うまくいかないことに対する証明」であるかもしれないからです。